創作オペラ「秀とカッパの笛」上演実行委員会
創作オペラ「秀とカッパの笛」の作品について
■創作オペラ「秀とカッパの笛」<登場人物>
- 秀(ひで)(笛吹き少年)=メゾソプラノ
- お清(秀の姉)=ソプラノ
- トシ(お清の恋人)=テノール
- 豪エ門(村の庄屋)=バリトン
- 弥一(庄屋の手代)=テノール
- 大将(カッパの笛吹き名人)=バス
- あかり(カッパの大将の孫)=ソプラノ
- ノッペ(カッパの若者)=テノール
- コヨウ(うさぎ)=ソプラノ
- ハットヒ(おおかみ)=バリトン
- アヤキャッパ(カッパのあねご)
- ミカマーヤ(森の女王)
- 村の子どもたち(数名)
- 村人たち(大人数名)
- カッパの子どもたち(数名)
- カッパたち(大人数名)
- 森の精(小合唱コロス)
- 大合唱
合 唱:創作オペラ「秀とカッパの笛」上演合唱団(公募)
京都市少年合唱団
管弦楽:創作オペラ「秀とカッパの笛」上演オーケストラ
■あらすじ
京都・大阪にまたがる天王山(山崎)下流、淀川付近の川辺あたりを舞台にした「むかしむかし」の話である。笛を吹くことがすべてである13才程の「笛吹きに生きる夢多き貧しい農家の少年ひで(秀)」と笛吹き名人「年寄りカッパ」との笛吹きの腕くらべ。
カッパに田んぼを荒らされて困り果てている村人の様子を見て、秀は「田んぼを荒らさないで」とカッパにかけ合う。「笛の勝負にお前が勝ったら田んぼを荒らさないと約束する」というカッパの言葉を受け、秀と年寄りカッパとの笛の競演が始まる。 さて、勝負は--------。
途中、うさぎや狼なども登場し、命の大切さや愛、生きるものの宿命などが歌われる。そして、オペラ終幕では水無瀬神宮境内に村人たちが結集し、秀少年を讃え、豊年を祝う歓喜の踊りと歌で幕となります。仕事が出来るだけという生き方ではなく、「笛だけを人並みはずれてうまく吹く少年」が主人公の物語。人間の生き方に夢と希望を与えるロマンあふれる天才少年を美しい音楽で描いている。
島本音楽協会及び創作オペラ「秀とカッパの笛」上演実行委員会の制作によるこの創作オペラは斉藤隆介作の童話「カッパの笛」を題材に、新しく台本、作曲、演出等により委嘱・創作・初演上演するものです。
第一幕 第一場「夕暮れの葦の繁る川端」
村の子ども達が秀兄ちゃんの笛の上手さを褒めている。
秀が笛を吹いて登場。笛の素敵さが披露される
第二場「川筋の村の道」
トシがお清への胸の内を歌う。お清も登場し、淡い切ない二人のやり取り。
そこに、田んぼが荒らされたと村人。庄屋も加わり大騒ぎ
第三場「村はずれの山裾の田んぼ」
棒切れを持った村人たちが秋の月夜の田んぼの見張り。
笛の音が聞こえると言って秀が走り出す
第二幕 第一場「川筋の田園風景」
カッパ登場。褌姿で乱舞する庄屋と手代、秀がカッパの大将と笛の勝負。
水の歌が謳われ自然の尊さや動物の命の大切さが歌われる
第二場「水無瀬神宮へ続く川筋の道」
トシとお清の愛の二重唱
第三場「水無瀬神宮の広場」
水無瀬神宮の広場に集う村人達。豊年祭りで秀を讃える大合唱で幕。
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■主なスタッフ
- 作曲・指揮=葛西 進
- 原案=宮脇果香(筑波小劇場)
- 台本=加々里研一
- 演出・台本補作=葛西 進
- 舞台監督=乃村健一
- 美術=乃村健一
- 照明=沢井敦冶
- 音響=森正人
- 振付=八田亜哉香
- 総合制作=藤原靖彦
■開催形式
- 主催=島本音楽協会
- 共催=創作オペラ「秀とカッパの笛」上演実行委員会
- 協賛=御所の森音楽協会
- 後援=大阪府、大阪府教育委員会(大阪のみ)、京都市、京都市教育委員会、京都労働者福祉協会、島本町、島本町教育委員会
- 助成=独立行政法人日本芸術文化振興基金
■創作オペラ「秀とカッパの笛」上演予定
- 2009年9月6日(日)14:30開場 15:00開演 島本町住民ホール(初演)
- 2009年9月12日(土)17:30開場 18:00開演 京都会館第2ホール
- 2009年9月13日(日)14:30開場 15:00開演 京都会館第2ホール
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